概要
四季亭は、奈良・春日大社の一の鳥居のすぐそばに佇む旅館です。古都の祈りの中心に寄り添うこの場所で、何世紀にもわたり受け継がれてきた奈良の趣をご体感いただけます。春は桜、夏はやわらかな新緑、秋は黄金色の紅葉、冬は雪に包まれた静寂と、季節ごとに異なる表情が広がります。女将が願うのは、この場所にしか存在しえない、奈良にふさわしい宿をつくることです。
四季亭に一歩足を踏み入れると、そこには職人の技、伝統、そして静かなおもてなしに支えられた世界が広がります。ここはただ泊まるための場所ではありません。季節を感じ、大切なものを見つめ直し、奈良の心とともに時を歩むための宿です。
客室
四季亭の客室は、一部屋ごとに日本建築の美しさと簡素の妙を映し出しています。旅館の建築は、春日大社に携わった宮大工たちが、受け継がれてきた技法を用いて手がけました。天然木、手仕事の調度、やわらかな灯りが空間を満たし、それぞれの客室が物語を宿しています。
瑞雲:まるで宮廷の離れのような趣を感じるお部屋です。床の間には、奈良の大和路彦による大和絵の墨彩画が飾られています。宮大工が丹念に造り上げた空間には、気品ある佇まいが漂います。かつては家族の大切な節目にも用いられてきたこの客室で、奈良でのひとときを穏やかで格調高くお過ごしいただけます。
そのほかの客室にも、土地の意匠、手仕事の器、木のぬくもりが織りなす上品なしつらえが息づいています。現代的な快適さと、古都ならではの伝統の趣が自然に調和しています。
お食事
四季亭では、奈良の旬の食材を丁寧に仕立てた会席料理「大和路会席」をご提供しています。みずみずしい野菜、地元で獲れた魚、受け継がれてきた味わいを、美しく盛り付けた一皿一皿に、奈良の風土が映し出されています。
お食事には、奈良を代表する古陶のひとつである赤膚焼の器が用いられます。やわらかな赤みを帯びた色合いと、手描きの宗教的な意匠が、食卓にぬくもりと趣を添えます。これらの器は単なる食器ではなく、この土地の精神を映す存在です。
一品一品が季節の移ろいに寄り添い、その時季ならではの素材の魅力を引き立てます。色彩、香り、食感が重なり合い、ただ味わうだけでなく、奈良の食文化の物語へと誘ってくれます。
温泉・癒し
四季亭には大浴場の温泉施設はございませんが、ゆったりとおくつろぎいただける貸切の入浴スペースをご用意しています。湯のぬくもりに身をゆだね、一日の疲れを静かにほどいてください。湯上がりには浴衣でくつろぎながら温かいお茶を片手に、窓の外の庭から聞こえる静かな気配をお楽しみいただけます。
タトゥーのあるお客様へ
タトゥーのあるお客様も、どうぞ安心してお過ごしください。貸切の入浴スペースにて、周囲を気にせずゆったりとお楽しみいただけます。
館内設備
四季亭のしつらえには、奈良の寺社文化に通じる優雅さが息づいています。館内では、次のような魅力をご覧いただけます。
- 季節のしつらえを楽しめる床の間
- 地元の職人が手がけた、選び抜かれた調度品
- 読書や手紙、ただ静かに深呼吸するのにふさわしい落ち着いた空間
- お食事に用いられる美しい器や茶器
- 梁から器にいたるまで、館内の随所に感じられる手仕事のぬくもり
また、書、陶芸、季節の工芸など、奈良の伝統芸術とのつながりにも触れていただけます。
周辺での楽しみ方
ご滞在中は、春日大社の境内を歩いたり、奈良公園の古道をのんびり散策したりするのもおすすめです。灯籠が並ぶ小道の前を鹿が横切る風景に出会い、東大寺の大仏殿を訪れ、夕暮れ時には街の静かな一角を巡ってみてください。
歩みを進めるたびに、奈良の心に少しずつ近づいていきます。季節の祭礼、近隣の茶会、工芸体験などについてもご案内が可能です。四季亭では、歴史や意味、人とのつながりに満ちた、ゆったりとした旅の時間をご提案します。
特長
- 春日大社一の鳥居のすぐそばという好立地
- 宮大工が手がけた、本格的な大和建築
- 伝統の赤膚焼の器でいただく会席料理
- チェックインからチェックアウトまで、季節に寄り添うきめ細やかなおもてなし
- ゆったりとくつろげる貸切の入浴スペース
- 思索と癒しの時間を大切にした静かな館内空間



















