概要
こころのお宿 地蔵荘は、栃木県・那須湯本の木々に囲まれた静かな温泉旅館です。客室は全15室のみで、こぢんまりとした親しみやすさが魅力。各部屋には山野草の名前が付けられており、那須高原の風景や移ろう季節とのつながりを感じながら滞在できます。
客室と館内の主要な共有スペースは、2024年12月に大規模リニューアルを完了しました。畳のぬくもり、あたたかな木の質感、大きな窓、ゆったりとした座り心地の家具、そして周囲の森を望む眺めが調和した和の空間が広がります。館内はコンパクトにまとまっており、お部屋・食事処・ラウンジ・お風呂の行き来もスムーズです。
天然温泉に浸かり、那須や栃木の味覚を楽しみ、慌ただしい日常を離れてゆったり過ごす――そんな時間を求める方にぴったりの宿です。チェックインは13:00から、チェックアウトは11:00まで。最大22時間滞在できるため、到着後すぐのひと風呂や、出発前ののんびりした朝時間まで、旅館時間をたっぷり満喫できます。
客室
客室は、伝統的な和室、広めの角部屋、ツインベッドまたはマットレス付きの和室、庭園露天風呂付き客室、信楽焼の陶器風呂を備えたゆったりした客室など、多彩なタイプから選べます。大きな窓の向こうには木立が広がり、森の光や色彩、風の気配を室内でも身近に感じられます。
りんどう、風車、杜若、海老根、水芭蕉、踊子草の6室は、8畳から10畳の標準和室です。布団、座卓、落ち着いた森の眺めといった、旅館らしい趣を大切にしたい方におすすめです。
岩鏡と白根葵の角部屋は12.5畳で、シャワールーム付き。ご家族やグループでゆったり過ごせる広さがありながら、和の趣もそのままです。京鹿の子は8畳の和室にシモンズ製ベッド2台、下野は11畳の和室にツインマットレスを備えています。畳の心地よさを楽しみつつ、ベッドで休みたい方に向いています。
源泉かけ流しのプライベート入浴を楽しみたい方には、庭園露天風呂付き客室がおすすめです。萩はゆとりある16畳、桐はコンパクトな8畳で、いずれも露天温泉風呂とシャワールームを備えています。葵は8畳の和室にシモンズ製ベッド2台、専用庭園風呂、シャワールームを備えた客室です。鳥の声や葉擦れの音に耳を傾けながら、好きなときに湯浴みを楽しめます。
駒草と御前橘は、それぞれ16畳の広さに信楽焼の専用露天風呂を備えた客室です。フラットで動きやすい間取りに加え、館岩盤浴のような心地よさを味わえる温熱ストーンベッドも設置。入浴後はそのまま横になり、やさしいぬくもりの中でさらに深くくつろげます。
客室設備は、ソファ、冷蔵庫、50インチテレビ、金庫、電気ケトル、ヘアドライヤーを完備。露天風呂付き客室には、雪肌精の化粧水・保湿用品・クレンジング類も用意されています。アメニティは、フェイスタオル、バスタオル、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、ハンドソープ、歯ブラシ、コットン類、シャワーキャップ、ヘアブラシ、お茶、菓子、軽食などが揃っています。
食事
夕食は、那須や栃木の食材を生かした季節の和会席です。地元産の牛肉、高原野菜、きのこ、乳製品、山菜、そして鮎・やまめ・いわななどの川魚を取り入れています。春には採れたて山菜の天ぷら、夏には鮎の塩焼きが登場することもあります。
メイン料理は、選ぶ宿泊プランによって異なります。スタンダードの夕食では、那須野ヶ原牛の陶板焼きを中心に、季節感あふれる創作会席を楽しめます。そのほか、那須野ヶ原牛を味わうやさしい温泉しゃぶしゃぶコース、とちぎ和牛を主役にした上位コース、牛ステーキと那須うなぎを組み合わせた贅沢な献立も選べます。
夕食時間は17:30〜21:00です。通常は館内の和食処「金蘭」または「銀蘭」での案内となりますが、客室や宿泊プランによってはお部屋食になる場合もあります。対象の客室・プランであれば、追加料金にて事前のお部屋食リクエストも可能です。
朝食は7:30〜9:00に和定食で提供されます。地元・那須御養卵、高原野菜、ご飯、小鉢、地蔵荘オリジナルの三年熟成味噌を使った味噌汁などで、一日の始まりをゆったり迎えられます。食後はラウンジ「そら」で、地蔵荘オリジナルブレンドコーヒーを楽しめます。
温泉・ウェルネス
地蔵荘で使われているのは、那須御用邸にも供給される天然温泉「地蔵の湯」です。泉質は無色透明の単純温泉で、中性・低張性・高温泉に分類されます。ごくほのかな硫黄の香りがあり、やわらかな肌あたりで、長湯しやすいのが特徴です。
露天風呂は源泉かけ流し、大浴場の内湯は一部循環ろ過・塩素消毒を併用しています。一般的に、筋肉や関節のこわばり、肩こり、打ち身、捻挫、冷え、疲労感、病後の回復期などに良いとされてきました。なお、これらは伝統的に語られる温泉の効能であり、医療行為ではありません。
男女別の内湯・露天風呂は、13:00〜24:00、翌朝5:00〜10:00まで利用できます。浴場は24:00に男女入れ替え制となるため、宿泊中に両方の湯処を楽しめます。露天エリアにはジャグジー、ひのきの半身浴風呂、ミストサウナもあり、その時々の気分に合わせてくつろぎ方を変えられます。
よりプライベートに楽しみたい方には、予約制の半露天風呂もあります。チェックイン後にフロントで30分枠を予約でき、利用時間は13:30〜22:00です。浴室にはバリアフリートイレ、シャワーチェア、ベビーソープも備わっており、サポートが必要な方や小さなお子さま連れでも利用しやすくなっています。
一部客室には専用の露天温泉風呂が付いており、お部屋を出ることなく湯浴みを楽しめます。庭園風呂付き客室は源泉かけ流し、信楽焼風呂付き客室では、那須の音や季節の空気に包まれながら、深めの陶器風呂でゆったりと浸かれます。
湯上がりには、リラクゼーションスペースの無料マッサージチェアを利用したり、飲泉所で温泉を少量味わったりできます。この温泉は2025年から飲泉可能となり、メタケイ酸を含みますが、飲用の際は案内表示に従い、適量を守ってください。
タトゥーのあるお客様へ
タトゥーのある方は、共用の大浴場ではなく、予約制の半露天風呂または露天温泉風呂付き客室の利用をご検討ください。貸切風呂はチェックイン後に30分単位で予約でき、お部屋のお風呂なら好きな時間に温泉を楽しめます。
館内施設
ラウンジ「そら」は、湯上がりにひと息つける心地よい空間です。14:00〜21:00の間は、季節のスムージー、ゆずドリンク、七福茶、日本酒の試飲、軽食、GODIVAの豆を使ったコーヒーなどを楽しめます。提供時間や内容は変更になる場合がありますが、語らいや静かな一杯を楽しむ場として魅力的です。
売店の営業時間は7:00〜20:00で、那須のお菓子、地酒、地元素材を使った漬物、地蔵荘オリジナルの三年熟成味噌などを取り揃えています。クラフトコーナーでは、自然素材を使った季節の小物づくりも体験でき、大人から子どもまで楽しめます。
そのほか、天然温泉の飲泉所、リラクゼーションコーナー、フリードリンク、アイスキャンディー、自動販売機、無料マッサージチェア、食事処「金蘭」「銀蘭」も利用できます。車椅子、追加ベッド、浴衣、お子さま用品は、在庫状況に応じて無料で貸し出しています。駐車場は30台まで無料です。
楽しみ方
この旅館では、宿で過ごす時間そのものが旅の主役になります。13:00に到着したら浴衣に着替え、午後のひと風呂を楽しみ、ラウンジ「そら」でくつろぎ、クラフトコーナーで何かを作り、夕食後にもう一度湯へ。日程や天候によっては、夏のカブトムシ探しや星空観賞など、季節のプログラムが用意されることもあります。
那須高原には、湯浴みや食事の合間に楽しめる見どころも豊富です。那須ロープウェイで茶臼岳の上部へ向かい、季節の高山植物を眺めたり、周囲に広がる雄大な景色を満喫したりできます。春から初夏は新緑や山野草、秋は紅葉、冬は雪景色と、季節ごとに表情が変わります。
路線バスを使えば、那須ロープウェイ、山の上の温泉地、那須高原の各観光スポット、道の駅 那須高原友愛の森などへもアクセスできます。旅館での滞在に、山の景色、地元グルメ、工芸、ファミリー向け施設を組み合わせた旅も楽しめます。
基本情報
こころのお宿 地蔵荘は、栃木県那須郡那須町湯本206-98にあります。那須ICから車で約15分。那須塩原駅からは新那須バス停まで約40分、黒磯駅からは約25分です。
旅館による無料の駅送迎はありませんが、那須塩原駅または黒磯駅からの有料送迎を事前手配できます。また、事前予約で路線バスの割引乗車券も利用可能です。近くの新那須バス停からの送迎についても、到着時間をあらかじめ伝えれば対応してもらえます。
日帰り入浴や、入浴と食事がセットになった一部プランも別時間帯で利用でき、宿泊しない場合でも地蔵の湯を楽しめます。
こころのお宿 地蔵荘は、早めのチェックイン、季節の和食、選べる貸切・客室風呂、そして木々に囲まれた天然温泉を楽しみたい方にぴったりの、那須の小さな旅館です。早めに到着して何度も湯に浸かり、ゆっくり食事を味わい、森と湯のぬくもりに身を委ねながら、自分のペースで過ごせます。



















