概要
旅館たなべは高山中心部にあり、JR高山駅から徒歩約7分。宮川朝市、高山の古い町並み、地酒の酒蔵、高山陣屋へも気軽に歩いて行けます。
1934年創業の旅館たなべは、90年以上にわたり高山を訪れるお客様を迎えてきました。本館は築100年を超え、良質な木材、飛騨の木工技術、木格子、畳、そして丁寧に手入れされた和のしつらえに、その魅力が息づいています。
伝統的な客室、季節の会席料理、そして大浴場で楽しめる天然の飛騨高山温泉を備えた旅館です。お食事は通常お部屋でご用意するため、街の中心部に近い便利な立地にありながら、日本旅館ならではのゆったりとした時間をお過ごしいただけます。
客室
客室は、趣ある本館と新しい湯房庵別館からお選びいただけます。間取りはさまざまで、コンパクトな8畳のお部屋から、広々とした二間続きのお部屋、シモンズベッドを備えたスイートまで幅広くご用意しています。
本館の3室は2023年にリニューアルされました。「さくら」は51.5平方メートルの和洋室スイートで、シモンズ製ベッド2台と独立した和室を備えています。手づくりの建具には日本古来の欅材と高山の伝統的な組子技法が使われ、飛騨の職人技をお部屋の随所で感じていただけます。
「橘」は50.5平方メートルで、10畳のお部屋と6畳のお部屋を組み合わせた造りです。ソファを備えた広い縁側がゆったりとした寛ぎの空間を生み、オレンジのアクセントウォールが和の空間に温かみを添えています。
「桂」は40.5平方メートルで、10畳のお部屋に広い縁側、雪見障子、中庭を備えています。お部屋は2階にありますが、小さな庭を望む静かな眺めをお楽しみいただけます。
湯房庵05号室には、10畳の和室、広い縁側、専用の半露天檜風呂があります。浴室と縁側は専用の中庭に面しています。プライベートにご利用いただけるお風呂ですが、天然温泉ではなく通常の沸かし湯です。
その他の湯房庵の客室も、10畳の和室に縁側を備えた造りです。2階の客室は数寄屋造りの茶室建築をイメージし、3階の客室には飛騨春慶塗を思わせる赤や琥珀色の意匠が取り入れられています。湯房庵の全客室に専用風呂、温水洗浄トイレ、独立洗面台を完備しています。
本館にも、それぞれ意匠の異なる和室をご用意しています。古い土蔵の2階部分を改装したお部屋、畳のお部屋にローベッド2台を備えたお部屋、隣接する居間や寝室を備えた広めのお部屋などがあります。詳細な間取りは、お選びの客室タイプや宿泊プランにより異なります。
小さめのお部屋は、一般的に8畳に縁側または続きの居間が付いた造りです。広めの名のある客室を選ばずとも、旅館らしい滞在をしっかり楽しみたい方に適した、シンプルなお部屋です。
全客室に専用の浴室とトイレを備えています。客室内のお風呂はすべて飛騨高山温泉ではなく、通常の沸かし湯です。標準設備として、エアコン、テレビ、冷蔵庫、金庫、電気ポット、お茶セット、ヘアドライヤー、タオル、アメニティ、浴衣、無料Wi-Fiをご用意しています。
お食事
夕食は、総料理長・笠松功氏が手がける季節の飛騨会席です。飛騨の伝統野菜、富山湾から届く海の幸、そして厳選された地元食材を使ったお料理をお楽しみいただけます。
複数の夕食プランでは、A5ランクの飛騨牛が主役となります。スタンダードな飛騨会席には飛騨牛料理が1品含まれ、内容は献立や季節によって変わります。
「飛騨牛ステーキプラン」では、会席料理フルコースにA5ランク飛騨牛のステーキが加わります。飛騨牛を目当てに訪れる方にぴったりのプランです。
「ごっつぉプラン」では、3種類の飛騨牛料理をお楽しみいただけます。日替わりの飛騨牛料理、ミニステーキ、飛騨牛寿司を、季節の会席料理とともに食べ比べていただけます。
季節の海の幸には、高山と飛騨ぶり街道の歴史的なつながりが映し出されています。江戸時代には、ブリをはじめとする海産物が富山湾から飛騨を経て信州へ運ばれていました。旅館たなべでは、この縁を今に伝えるように、海辺から直送される魚を仕入れています。
夕食・朝食ともに通常はお部屋でご用意します。ご利用人数が多い場合や、ご予約プランにより異なる場合は、大広間ではなく個室のお食事処でお召し上がりいただきます。
朝食は、朴葉味噌を中心とした和定食です。朴葉の上で味噌を焼き、炊きたてのご飯や小鉢とともにご提供します。洋朝食のご用意はありません。
高山には7つの酒蔵があり、お食事とともに地元の銘柄を飲み比べることもできます。それぞれの蔵が、この土地の米と清らかな水を使って個性豊かな味わいを生み出しています。
温泉・癒し
2つの大浴場には、それぞれ内湯と信楽焼の露天風呂があります。片方は檜の内風呂、もう片方は天然岩の内風呂です。
檜風呂と岩風呂の内湯には、天然の飛騨高山温泉を使用しています。泉質は低張性・弱アルカリ性・低温泉の単純温泉で、pH値は8.1です。
澄んだ湯はややなめらかな肌あたりが特徴です。一般的な適応症として、疲労、冷え性、筋肉や関節の不調、肩こり、神経痛、末梢循環障害、ストレスによる不調、病後回復期などが挙げられます。
お湯は入浴に適した温度まで加温されています。循環ろ過設備により湯の管理を行い、衛生管理のため塩素系薬剤も使用しています。
各露天エリアには信楽焼の露天風呂があります。こちらの露天風呂は天然温泉ではなく、通常の沸かし湯を使用しています。
ご入浴時間は午後3:00〜午後11:00、朝風呂は午前6:00〜午前8:30です。12月から3月までは、朝のご利用開始時間が午前6:30に変わります。
大浴場には、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、クレンジングオイル、化粧水、保湿クリーム、カミソリ、コットン類、歯ブラシ、ヘアドライヤーなどのアメニティをご用意しています。
予約制の貸切風呂や、専用の天然温泉風呂はありません。湯房庵の半露天檜風呂を含め、客室内のお風呂はすべて通常の沸かし湯です。
タトゥーのあるお客様へ
タトゥーがある方も、内湯・露天風呂ともに大浴場をご利用いただけます。
タトゥーが大きい場合は、皆様が気持ちよくご入浴いただけるよう、比較的空いている時間帯のご利用をお願いいたします。タトゥーを隠していただく必要はありません。
館内施設
ロビーラウンジからは日本庭園を望み、チェックイン前や高山散策の合間にゆったりとお過ごしいただけます。館内には季節の花々が飾られ、木のぬくもりあふれる空間に彩りを添えています。
ラウンジのセルフサービスマシンでは、挽きたてのコーヒーやエスプレッソを24時間お楽しみいただけます。ご到着時には、お茶とささやかなウェルカムスイーツもご用意しています。
フロント近くには、作家・司馬遼太郎の直筆作品が展示されています。1963年に旅館たなべへ宿泊した際、飛騨を訪れた折の思いを書き残したものです。
ロビー横の囲炉裏の間には、昔ながらの囲炉裏があります。静かにひと息つける空間として利用でき、日本の山里の家々でかつて親しまれていた部屋の趣もご覧いただけます。
売店では、高山のお菓子、地元の食品、工芸品、伝統商品を取りそろえています。旅館を出ずに、ちょっとしたお土産を探すのにも便利です。
女性用には色柄豊富な浴衣からお選びいただけます。乳幼児向けのバスタオルや、お子様用の浴衣もご用意しています。
館内全域で無料Wi-Fiをご利用いただけます。駐車場は1室につき1台まで無料で、事前予約が必要です。
周辺で楽しむこと
宮川朝市へは徒歩約2分。川沿いの屋台には、野菜、果物、漬物、地元の食べ物、花、工芸品、季節の商品などが並びます。
高山の古い町並みへは徒歩約3分。保存された木造の商家には、現在カフェ、飛騨牛のお店、甘味処、工芸店、酒蔵などが入っています。
高山陣屋へは徒歩約6分です。江戸時代の旧役所建築で、執務室、台所、畳敷きの部屋、中庭、古い米蔵などが保存されています。
高山祭屋台会館と櫻山八幡宮へは、いずれも徒歩約13分です。屋台会館では、秋の高山祭で実際に使われる本物の屋台が展示されています。
徒歩圏内には複数の酒蔵があります。蔵の入口に吊るされた杉玉を目印に、地酒の試飲や高山各地の銘柄の飲み比べを楽しめます。
季節開催の「飛騨高山のん兵衛まつり」も、参加酒蔵を巡って地酒を飲み比べる絶好の機会です。開催日程や参加銘柄は毎年異なります。
少し足を延ばせば、飛騨古川、白川郷、下呂温泉、上高地、新穂高ロープウェイへもドライブで訪れられます。高山中心部での滞在とあわせて、歴史ある町並みや山岳風景、ほかの温泉地も満喫できます。
その他のご案内
チェックインは午後3:00〜午後6:00、チェックアウトは午前7:00〜午前10:00です。会席料理は提供のタイミングが大切なため、ご到着が遅れると夕食のご用意に影響する場合があります。
JR高山駅からは徒歩約7分、タクシーで約3分です。駅からの送迎サービスはありません。
駐車場は1室につき1台まで無料でご利用いただけますが、事前予約が必要です。旅館周辺の道路には狭い区間や一方通行もあるため、お車でお越しの際は時間に余裕をもってお越しください。
館内は全面禁煙です。電子たばこを含め、喫煙は館外の指定喫煙スペースをご利用ください。
ペット同伴でのご入館はできません。到着日・出発日ともに、高山散策の間はフロントでお荷物をお預かりできます。
門限はありません。午後11:00〜午前7:00の間は、玄関を手動で開閉していただき、ルームキーをお持ちのうえで外出・お戻りください。


















